
〜地域とアントレプレナーシップ教育をつなぐ「経営修士(専門職)」取得のご報告〜
2025年3月21日、株式会社ジブンノオト代表取締役・大野圭司が、県立広島大学大学院 経営管理研究科(ビジネス・リーダーシップ専攻)を修了し、「経営修士(専門職)」の学位を取得いたしました。
本研究科は、社会人を対象に、理論と実践の往復を通じてリーダーシップとマネジメントの高度な専門性を育成する専門職大学院です。大野圭司は2023年4月に入学し、地域とアントレプレナーシップ教育を軸にした実践をさらに高めるため、2年間にわたり週末と平日夜に広島キャンパスへ通い、現場での経験と経営学の知見を結びつける試みに挑戦しました。
所属した吉川成美教授(農業経済学、環境・持続可能な発展)ゼミでは、田中克彦さん、多田喜志子さんと共に、研究課題を持ち寄って本音でぶつかり合い、時に夜遅くまで議論を重ねてきました。
ゼミでは、大野圭司が代表を務める株式会社ジブンノオトの新規事業を、ふるさと貢献と収益を両⽴する観点で研究し、成果報告書として『親子で起業クエスト in 瀬戸内のハワイ ~ふるさと貢献と収益が両立できる周防大島町でのラーケーション事業~』をまとめました。その過程では、礒貝日月講師(人類学的思考と経営、中小企業マネジメント)、早田吉伸教授(経営戦略、新事業創造、地域活性化、システムデザイン・マネジメント)をはじめとした多くの教員陣からも、実践に根差した鋭い指導を受けました。
また、ゼミ外でも8期生という同期のつながりは大きな力となりました。会社経営者や地域金融機関役員、広島の地場企業で活躍する中堅社員など、多様なバックグラウンドをもつ仲間たちとの議論と学び合いは、大野圭司にとってかけがえのない“人生の探究の旅”となりました。
修了にあたり、大野圭司は次のように語っています。
「私は、町立大学を開学して学長になる、年収1億円を達成する、そして100年続くふるさとをつくる──この3つを、これからの33年間で必ず実現します。
このチャレンジを支えてくれたのは、学び合える仲間たちと、何よりも家庭を守りながら私を応援し続けてくれた妻の存在です。2年間、家事、育児、仕事のすべてを担ってくれたことに、心から感謝しています。本当にありがとう。」
株式会社ジブンノオトは今後も、「地域×アントレプレナーシップ教育」を軸に、次世代スタートアップ育成、探究型観光、教育移住などの新しい地域プロジェクトを展開してまいります。今回の経営修士学位の取得は、地域とアントレプレナーシップ教育をつなぐ「知の免許状」であり、今後の実践における新たな起点となります。
この学びの2年間は、起業家である自分自身を問い直し、もう一度“なぜ地域に挑み続けるのか”を確認する時間でもありました。これからも、「挑み続ける人にしくじりあり、しくじり続ける人に幸あり!」の精神で、大野圭司は現在進行形で10代の未来に向き合い続けます。