present
現在の起業家
THE POTENTIAL OF SUO-OSHIMA
人口が4分の1に減少!?
1980(昭和55)年に32,021人だった人口が、2040年には8,498人になるという予測(国立社会保障・人口問題研究所)があります。60年間で人口が4分の1になる。それが周防大島町(山口県)です。スピードで進行しています。現在、周防大島町の人口は17,199人(平成27年度国勢調査)。5年前の調査と比べると2千人以上の減少となり、減少率は9.9%。これは、山口県全体の統計と比べて、3倍以上の減少スピードなのです。
※調査/国立社会保障・人口問題研究所
全国の市町村(人口1万人以上)で最も高い高齢化率
周防大島町の高齢化率(65歳以上の人口比率)は51.88%。これは、全国に1,741ある市区町村のうち、人口1万人以上の市町のなかで最
も高齢化が進んでいます。
(地域経済分析システムRESAS/経済産業省)
UIターンによる起業
急速に人口減が進行している周防大島町ですが、転入と転出の差による社会増減に注目すると違う姿が浮かびあがります。
平成24年度はプラス19人、平成25年度はプラス23人の社会増です。その後、平成26年度からはマイナスに転じていますが、再び社会増へ向かって推移し始めています。
社会増の中には、周防大島町へUIターンをして起業し、雇用を創出している人たちも含まれ、その数は確実に増えています。つまり、周防大島町には、起業家精神とその資質・能力を持つ人材が増えているということになります。
UIターンにより生まれた起業家たちは、地域や社会の課題をビジネスチャンスとして捉え、その課題を解決するための商品やサービスを開発し、事業化に挑戦しています。