2022年6月から11月までの半年間、JAグループ広島主催「起農みらい塾」のディレクターを務めさせていただきました。起農みらい塾とは、農業体験と農業経営者との対話、そして加工品の販売を通じてお小遣いを稼ぐまでを通じて、子供たちの起業家精神を育む塾です。全国のJAグループの中でも、農業をベースにお小遣いを稼ぐまでを実践するプログラムはないそうです。子ども起業アカデミーの運営経験がとても活きました。
月2回、機知に富む小学校4年生から6年生までの子供たちが集い、様々な活動と学習を行う熱い塾でした。塾の域を超えた、異学年で学び合う「これからの学校」を体現していました。子供たちだけでなく、運営する大人たちも熱く本気でした。私は、全10回の授業をファシリテートするために大きなエネルギーが必要でしたが、子供たちの笑顔とやる気のおかげで役目を果たす事ができました。そして何より、大学生たちのサポートがあったからこそ、起農みらい塾は成り立ちました。子供との接し方や指導手法で悩ませてしまった場面がありましたが、運営チーム全体で課題を解決しながら乗り越える事ができました。
保護者アンケートも「非常に満足」が100%となり、2023年も入塾させたいという意向がたくさん届いています。子供たちの変化として、「食に興味を持つようになり、お弁当の具材や夕飯などを作ってくれるようになりました。」、「子ども、保護者両方が、農業や起業家が将来のキャリアの一つの選択肢として認識できるようになった。」、「物が販売されるまでの流れを想像したり、原価計算、人件費など興味を持つようになった。自分の将来について考えるようになった」等があります。活動報告会を参観した保護者の感想からも期待と満足を感じます。修了した子供たちからは、大変だったけど楽しかった。新しい友達がたくさんできたのでまた会いたい等、嬉しい感想をたくさんもらいました。現在、2023年版「起農みらい塾」のテーマやプログラム内容について、運営関係者で協議を重ねています。進化した起農みらい塾をご期待ください。
ライスバーガーを開発しているゴールズ株式会社の中野社長に積極的に質問。