以前から関心のある対馬市へ講演(教頭研修会)にてお伺いしました。関心を持っていた理由は、周防大島町出身の民俗学者、宮本常一氏の本の中で、周防大島(主に久賀地区)の漁師たちが、明治時代に長崎県対馬市厳原町浅藻(あざも)へ移住し定着したと書いてあったからです。この歴史的事実こそ、周防大島が元々持っているフロンティアスピリッツ(開拓者精神)であり、現代のアントレプレナーシップ(起業家精神)なのです。
対馬市立小学校、中学校に勤務している教頭先生方は、探究的な学びへの関心が非常に高く、研修会でも積極的なご質問をいただきました。長崎県教育委員会としても、ふるさと長崎を活性化する人材の育成に力を入れており、以前、周防大島町立東和中学校へ、アントレプレナーシップ(起業家精神)を育む地方創生型探究学習の視察に来られています。持続可能な地域をつくるための学校教育はさらにニーズが高まると考えています。地域で育まれた子どもたちのアントレプレナーシップ(起業家精神)が醸成されることで、自然と、結果的に若者のUターンが増える。10年単位の長期プロジェクトを自治体として遂行できるかどうかが、自治体の存続に直結すると考えています。ご関心をお持ちの方は、コンサルティング実績も確認していただき、ぜひお問い合わせください。

